従軍看護婦たちの大東亜戦争―私たちは何を見たか
またまた、図書館で借りてきた本。
桜井よしこさんが、本の表紙にこの本をお勧めする内容が少しだけかかれている・
読んで、思った・・・・
<尊いもの>って、現代の人たちは、どう思っているのだろうと・・・
辛く 厳しく 信じられない 想像しがたい 内容がかかれている。
私たちは、今現在、60年以上も前の戦争について、詳しく聞くことはそうめったにない。
書籍を通じてか、ドキュメンタリー番組を通じてか、映画を通じてか、それらを知る方法は無いと思っている。
小学校で、中学校で、高校で、歴史を学ぶ授業はあるけれど、本当に詳しく掘り下げた授業は行われていないと思う。
私は高校の頃、歴史と倫社の担当だった先生から、戦争中のことや戦後の話を<雑談>Lとして聴いた。
私以外の生徒たちは関心を持って聴くものは少なかったと思う。
<関係ないし〜> それが 当時の若者の本音だ。
ただ、私は矛盾と疑問と「どうして?」という感想が その先生の話を聴くたびにむくむくと心の中に芽生えていた。
今、日本史も世界史も戦争史記を含めて 色々な書籍を読んでいるが、想いは複雑です。
ただ、思うのは 是非 おじいちゃんおばあちゃんが体験した過去を少しでもわかってほしい、少しでも頭の中にとどめて 自分の心に問い掛けてほしい。
この本を読んで、なぜ<もったいない>にこだわるのか?
その意味が少しだけわかったような気がする。
女性が女性として、美しく、清く、人生をまっとうする姿がまざまざとわかり、今の幸せを深くかみしめている。
自分で判断することの難しさ、今の若い世代にはわかりようも無いかもしれないけれど、極限状態になった人間の、情けなさや理不尽さや苦悩や辱めや悔しさや、そして小さな希望と幸せと安堵がどうゆうものなのか?
先人の想いを強くかみ噛み締めた 作品でした。
愛国心は指示されるものではない。
でも、今の日本人は誰かに指示されなければ それを守り動こうとしないのも現実。
何もかも法でがんじがらめにされる前に、今一度 皆が国のことを考え 子供のことを考え 自分自身のことを考える必要があると思う。
小耳にはさんだ言葉だけを批判するだけでは、決してよくはならないと思う。
<よく 話をききなさい> 昔 先生に言われた言葉が今よみがえる。